MacBookPro2016 13inch(タッチID無しモデル)の実力

昨季末から投入した新マシン、MacBookPro2016 13inch(タッチID無しモデル:2.4GHzデュアルコアi7:メモリ16GB:SSD512)。最初に使った瞬間からグラフィック系の作業が重いしひっつくしもたつく? と思っていたのだけれど、2週間使ってみてやはり少しグラフィックが弱い気がする。

そこで今まで使っていたの4年落ちのMac miniを使ってレンダリングの速度比較をしてみることにした。といっても、スペックチェックのソフトじゃなくて実作業でね。
使ったのは昨年作ったペーパークラフトのリアル版。リアル版といっても、初めてのひとに作りづらい部分を省略していないだけの、相当軽いモデル。照明もかなり簡略化しているので、スピーディな比較ができるはず。

Castrol無限CIVIC3面図

で実際にレンダリングしてみると、

Castrol無限CIVIC

MacBookPro2017(13インチタッチID無し):1分3秒2
Mac mini(4年落ち):42秒

っておい。相当遅いじゃないか! なんだよそれ〜。Mac miniはi7(2.3GHz)にメモリ16GBに上げて9万円くらいだったけど、その3倍はするんだぞ? しかも最新機種(i7でメモリ16GB)。長くMacを使ってきて、使用感を重視していてスペックが大事とは言わないけれど、これはちょっとひどいのではないかと感じるなぁ。
最悪でも4年落ちMac miniと同じくらいのスピードでレンダリングしてくれるのではないかと期待した……いや、実際使っていて「ひょっとして前より遅くない?」と思ったからチェックしたのだから、そうではないか。ちょっとくらい遅いだけかと思ってたのに……。ちなみにSurfaceの初期型(メモリ4GB)は1分52秒だったよ。
なんでだろう? とあまりに不思議でシステムレポートを見ていたら、Macminiは4コアで、MacBookPro2017は2コアだった。ここらへんが負けの原因なのだろうか? うーん、失敗したかなぁ>_<;;;。思えばあのMacminiは円高時代で、相当おトクなマシンだったのだな。

今後のパソコンに期待したいこと

3年くらい前、Macの毎年のOSアップデートによる周辺機器の死滅に辟易して、SurfacePro初期型を試してみた。そのときは可能性は感じたものの、操作に「作業感」が残っていたので、まだMacのほうが良いだろうと判断。
ものづくり系の僕がMacを好むのは、使いやすいツールだからであって、もたついたり遅延がない程度ならスペックはそれほど重視していない。あるべきものがあるべき場所にあって「考えなくても設定・操作できる」のがMacの魅力だったのだと思う。カッターや筆やペン先など、作るときの気持ちにフィットしてくれるものを選ぶ感じに似ているかな?

ところが現行OSのSierraは「なんでここに設定が?」ってところに設定が必要だったり、これまで調べなくてもなんとなく分かった設定の位置が全く予想できなくなっている。しかもグラフィック系の操作が、一瞬もたつく。これじゃWindowsとほとんど同じだよ。しかも周辺機器のうち、Cintiq13インチは、動作せず、Painter12も動作不可。まぁ古いから仕方がない部分はあるけれど、やはりお財布と精神的にはダメージがキツイ。かといってWindowsに移るかといえば……

まず選ぶのが面倒^ ^;

なのだ。あと、手持ちのフォントの半数が使用不可(でもこれは操作感のためならガマンする)。今、MacもWindowsはどちらも微妙。第三のパソコンが現れてほしいところだけれど、新たなOSに対してソフト会社が対応するかといえば、それは期待薄だろうと思う。となると次に買うのは、おそらく Surface か CintiqMobilePro になる可能性が高い気がする。
特にものづくり系の人はタブレットが有効なツールなので、ひょっとしたらCintiq一択かもしれない。最近16インチも登場しているので、どだけタブレット専用に特化しているか、実際に使ってみたい今日この頃です。
そんなわけで今年も仕事をいっぱい頑張らねば!

あ、そうだ。あまり気に入っていない新キーボードのキータッチ。何かに似てると思ったらSurfacePro(初期型のカバーのやつ)のキータッチとそっくり(笑)。タイプミスが起きやすい場所も似ている気がする。キーのサイズが大きくなって間が詰まって、浅くなっているのだけれど、この間隔が詰まっているのがミスの原因なのかなぁ。不思議。